2008年06月05日

知ってますか、ドッグランを廃止した藤沢市長

マンション住まいで子犬を飼っている人が増えている。私もその一人だ。
犬と共に過ごす生活が、お年寄りの心の癒しになっているという話も聞く。

これから高齢化に向けますます犬や猫を飼う人が増えるのではないか。
時々、伊丹市にある「ドッグラン」(犬が自由に走れる場所で周りに囲いがある)に
連れて行き、愛犬を自由に遊ばしている。私も遊んでいるのだが。
そこで、箕面市民の愛犬仲間から聞いた話を書く。
市民主体で運営されていたドッグランを、藤沢市長が中止させた話だ。

箕面市にも「ドッグラン」があった。場所は、平成13年に開園した箕面東公園。
公園内に雑草で覆いつくされている土地があり、市民から苦情が相次いでいた。
それで平成15年に、市民有志が「雑草で覆われた土地をドッグランとして使用
させてほしい」と市に申し入れた。

市としても使い途に困っていたので、周辺自治会、近隣住民と話し合い、同意を得て、
使用責任団体を明確にして、ドッグランをしたい市民はその団体に加盟することを条件
に使用できることとした。

垣根作り、清掃、整地を市民の力とお金でやり遂げ、平成16年1月1日より試行。
平成16年3月には、4月からの本格実施のために、ドッグランの使用状況を近隣住民に
聞く。「ルールを守ってきちんと使用している」との返事を得た。

平成16年4月1日 本格実施を市が許可。「使用ルール」を書いた看板を市民の自前で
設置し、責任団体は、ルールを守るという同意書にサインした市民だけに柵の鍵の番号を
教えるようにした。

平成16年7月、梶田市長(当時)がドッグランを視察し、市からドッグランに砂を寄付すること
を決定された。
 
ドッグランができたことにより、公園内における犬の散歩や糞の放置などの苦情、相談が激減し、
飼い犬のマナーもアップしている市担当課も評価していた。
 
それが、平成17年5月に、新しい市の担当者から「ドッグランは違法使用であり、ドッグランの
おかげで病気になったという近隣市民の苦情が寄せられている。即刻中止せよ」と、市民団体の
責任者に電話がかかってきた。

そして、同年9月末、犬の運動場として使用していたドッグランの許可が中止され、フェンスの柵も
取り壊された。

その間、市民団体は藤沢市長と協議の場を持ち、ドッグラン継続の署名も提出したが、「ドッグラン
使用の正式手続きができていなかったので、近隣の住民の反対があれば継続はできない」との回答。

そのとき市長は、「東公園をモデル公園とした『公園を考える会』を発足させ、ドッグランの必要性を
市民に認めてもらえれば、市の事業としてドッグランを立ち上げる」と返答した。
 
それから2年8ヶ月が過ぎた。藤沢市長はその間、全く動く気配を見せなかった。
結局、梶田市長が支援したドッグランは、藤沢市長によって廃止 されたのだ。

藤沢市長にあてたドッグラン存続を求める要望書(わんこふりーくす  会員80世帯)
の主なところを列記する。

①80世帯のドッグラン会員は、ルールを守っていた。近隣住民の一言で直ちに閉鎖とは
納得できません。

②市のドッグラン閉鎖は、苦情を寄せられた近隣二世帯だけを考慮した対抗策であり、
会員80世帯やドッグランを理解されている市民の立場を考慮された対応策だとは思えません。

③現在のドッグランにどうしても反対される近隣住民がおられるのなら、どのようにすれば閉鎖
ではなく継続できるか、条件(利用の日や時間、植木や柵の状態)を話し合ってください。

④それでも折り合いがつかない場合は、東公園内のドッグラン移設をお願いします。

この話に、皆さんどう感じますか。

平成16年に市のみどり推進室に市民から次のようなメールが寄せられたそうだ。

「粟生間谷に住んでおります。久しぶりに東公園まで犬の散歩に行きましたところ、
以前から散歩の折、人目のないときにそっと犬を放して遊ばせていた最上段の囲いの
土地が立派なドッグランになっているではありませんか。
 
前々からここはドッグランに最適だと思っていましたが実現していたことにびっくり。
試験期間ということで利用注意事項の張り紙はありましたが、運営管理団体の
名前はありませんでした。
 
受けた感じから行政主導ではなく、公園利用者で結成したコミュニティ活動だと
受け取りました。

ドッグラン設置に関して、市の理解と協力を示されたその英断に少し驚きながら、
敬意を表す次第です。
張り紙には、利用者に清掃、草引きなどのメンテナンスに参加するよう呼びかけて
いました。                               
お手伝いもさせてもらいたいので、連絡先を教えてください。」

このような市民の力こそ、まちづくりの源ではないか。

話を聞けば聞くほど、藤沢市長の姿勢に強い疑問と怒りを感じざるを得ない。
口を開けば「市民参加」、「市民によるまちづくり」を主張しながら、ちょっと
トラブルが発生すると市民の活動を押さえ込む。これが藤沢市政の姿なのか。

何か活動すれば、トラブルはついて廻る。当然だ。それをどう解きほぐし、
市民活動が発展していくよう知恵を絞るか、それが箕面市の役割りだろう。
そのトラブル恐さに、市民のすばらしい自主的活動の芽を一方的に摘んでしまう
藤沢市長の市民協働のまちづくりとは、いったいどんなまちづくりなのか。

この話と、いただいた資料を読んでから、私の怒りはいっこうに消えそうにない。





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この記事へのコメント
 穏やかな日々を過ごしていたある日、突然、近所にドックランができた。聞き慣れない犬の吠え声が聞こえて来るようになった。一日や二日ではない。毎日である。1時間2時間ではない。朝から夕方までである。多くの人々が楽しみ、犬たちも生き生きと走り回っているのは分かる。彼らはひとしきり楽しんだあとには自宅に戻り、彼ら自身の日常に戻って行くのだろう。しかし、ドックランの側に住む私には、穏やかな日常とは打って変った非日常が続くのである。好んでドックランの傍に引っ越して来たのではない。ドックランが突如出現したのだ。
 地域住民が生きていく上で必要不可欠な施設が突如できても住民は反対する。いわんや、一部の住民のお楽しみのための施設に何で私が犠牲にならなければいけないのだろうか。
 新市長は数少ない弱者の意見に耳を傾けて下さった。と私は思う。
Posted by 通りがかりの者 at 2009年01月15日 08:19
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